1日目(2019年2月20日)八雲へ
日本で唯一太平洋(内浦湾)と日本海に面する町、二海郡八雲町。
これまでとは違い、2月の真冬のさなかに開催する初の域学交流ということで、参加学生やスタッフは気負って冬支度をしていきました。
2月20日、朝、羽田を出発し、お昼少し前に函館空港に到着。
ところが、「例年になくあたたかい」ということで、多少拍子抜け。
とはいえ、めったに見ることのない巨大な雪だるまといっしょにまずは写真撮影。
函館から八雲町へバスで移動後、ハーベスター八雲で昼食をとりました。
いつもは青々とした芝が広がる景色も、一面の雪景色。集合写真ではみなさん少し身が縮こまっていました。


漁業見学&レクチャー
プログラムのはじめは漁業見学および生産者の方からのレクチャーです。
太平洋と日本海に面した渡島半島の中央を占める八雲町では、ホタテ、ホッキ、サケ、カレイ等が水揚げされます。特に主力であるホタテ貝は周年水揚げされ、新貝(2年貝)、2.5年貝、生鮮貝(3年貝)のサイクルで季節に応じて出荷され、日本を代表する産地です。
いくらの醤油漬けはふるさと納税の返礼品として大活躍しています。
この日は、特にホタテについてのレクチャーを受けました。
八雲のホタテは、耳吊りと呼ばれる養殖で行われており、この方法の養殖は砂噛みが無いので「砂出し」が不要なところがとのこと。
さらに、恵まれた気候風土のおかげで、ぷりっとした食感と甘みが強いのが特徴です。
3段階のホタテの稚貝と、成長したホタテ貝を持ってきてくださいました。
ホタテの殻取りの実習を行い、その場で試食を行いました。


メガロボットファーム 学林ファーム
続いて、株式会社学林ファームへおうかがいし、酪農施設見学およびレクチャーを受けました。
学林ファームは、渡島檜山管内で初めての大型フリーストール牛舎(牛が自由に歩き回ることのできる牛舎)と搾乳ロボット6台を導入。 環境に配慮したバイオガスプラントもあるメガロボットファームです。
一昨年におうかがいした際には、まだ全面稼動はしておらず、がらんとした状態でしたので、稼動している状態では今回が初訪問になりました。
研修生、新規就農希望者を積極的に受け入れ、緑(草)と牛と大地(土作り)にこだわった良質の生乳生産と将来の八雲町酪農を担う人材育成を目指しているとのことでした。


交流会
初日の夜は、生産者、関係者の方々との交流会です。
八雲町の山海の夕食をいただきながら、生産者の方のお話をうかがうのは格別のおいしさを味わうことができました。

共催 一般社団法人ほのぼの運動協議会、上智大学、八雲町産業連携促進協議会、八雲町
後援 八雲観光物産協会
このイベントに関するお問い合わせは、ほのぼの運動協議会事務局まで。
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