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北海道十勝小豆の契約農家 視察





ほのぼの運動憲章の最初に掲げている「日本の食文化・農業への思い」に則り、ほのぼのお好み鯛焼き本舗では、北海道十勝小豆を契約農家から仕入れ、その小豆を砂糖と水とほんのちょっとのお塩とで、お店で丁寧に炊き上げています。

そんな思いの詰まった小豆を作ってくださっている、北海道十勝の契約農家へおうかがいしてきました。


国内の生産量の75%を北海道が占めており、その中でも十勝は一大産地。
小豆は、昼間は太陽の光を浴びて成長しながら養分をつくり出し、夜にその養分を糖分にかえて蓄積します種を植える時期には日照時間が長く、実が成熟してくる時期には朝晩の寒暖差が10度以上という十勝の気候は、小豆の栽培にとても適しているそうです。
この寒暖差のおかげで、効率よくたっぷりと糖分を蓄積でき、さらには皮が薄くアクの少ない小豆が育ちます。そのため、十勝の小豆は世界一の品質といわれています。

日本人が大好きなあんこの元である小豆ですが、近年、国内での生産は減少傾向にあるそうです。その理由のひとつが、小豆は同じ畑に続けて植えることができず、生産される方にとっては非常に採算をとるのが難しいこと。
そこで、十勝でも小豆から他の作物へ切り替える生産者が多くいらっしゃるのだとか。
また、ここのところの気候変動の影響で、収穫量が十分でないということもあります。

収穫量のピークは2004年で8万2300トン。2018年にはそれが3万9200トンと、約半分近く減少、さらに今年はエルニーニョ現象の影響でさらに品薄、在庫が底をつくとさえ言われています。

それに伴い、卸価格も高騰、2015年10月につけた安値に比べて2倍以上の水準になっているそうです。


一面に広がる小豆畑。
9月末に収穫を控えた約1ヶ月前の8月30日のときの様子です。
ちょっと曇り空だったせいか、葉っぱの緑も深い色合いに感じられました。




畑のあちらこちらに、有名和菓子店の名前の看板がありました。
「こちらの畑はすべて●●さんのところの小豆です」というように、世界一の小豆を使うため、みなさん契約した畑をお持ちとのことでした。

青い葉の奥に黄色い花が見えます。こらが小豆の花。
豆の種類によって花の色は違うそうですが、小豆の黄色はとてもあざやかで、きれいな色合いの花です。
そして、花が散ったあとにサヤができます。
そして、↓この黄色い花のすぐ近くにある長細いもの。これが小豆のサヤです。
(このときは、ほぼ花は散って、サヤが成長しているときでした)




収穫前約1ヶ月のこの時期で、長さ15センチほど。
この中に、たくさんの小豆の実が入っています。


秋に向かうにつれ、繁っている葉も役目を終えて枯れていき、一方 この青々とした実が、これから約1ヶ月かけて成熟し、だんだんと赤くなっていくのですね。


大自然の中、大切に育てていただいている様子を拝見し、ますますおいしく炊いて、おいしい鯛焼きとしてお届けすることの責任を感じました。

小豆は、日本では古くから親しまれ、縄文遺跡から発掘されていたり、古事記にも記述があるそうです。
食物繊維が豊富で、無機質やビタミンも多く、あの小さい粒の約20%はたんぱく質で、カリウムや亜鉛といったミネラルも豊富。非常に栄養価が高い食べ物だそうです。

近年、この小豆の研究が進み、これまで小豆の紫色はアントシアニンだと信じられていましたが、今年、小豆のアントシアニンはごく少量で、それよりもシアニジンとカテキンが凝縮したものだということが発見されたそうです。
シアニジンは循環器疾患や悪性腫瘍のリスクを減らし、カテキンはいろいろといわれているように健康にたいへん有効といわれていますから、いずれにせよ体にはいい食べ物といえそうです。

天候というどうにもならない難しさ、また小豆栽培のたいへんさなどありますが、今後もほのぼの運動では国産の食材・日本の農業への思いを大切に、十勝小豆を引き続き使用していきます。

今回案内してくださったアグリシステムの伊藤専務、ありがとうございました。

この小豆が、みなさんのもとに届くまでにはまだちょっと時間がかかりますが、楽しみに待っていてくださいね。