忘れな草プロジェクトとは
2011年におきた未曾有の大災害・東日本大震災。
そこからの復興の道は長く、厳しいものです。
産業復興の助けともなり、長い目線で支援できるものはないだろうか……
との思いから始まったのが、この忘れな草プロジェクトです。

福島県の農業高校の生徒が育てたワスレナグサの苗に、支援への感謝と復興へのたゆまぬ思いを乗せてチャリティ配布をし、同時に募金の協力をお願いしています。
2024年からは、能登半島大地震への募金も同時に行ってきました。
それが、輪島の6小学校へ遊具を寄付するという形で、実現いたしました。
2025年春、忘れな草プロジェクトが終わったころ、能登支援をどうするかということの話し合いが始まりました。
ちょうどそのころ、テレビで、輪島市内の小学校が被災の影響で一つの小学校(河井小学校)の校庭に仮設校舎を建て、そこでみんな学んでいるということを知りました。
「子供たちはどこでどうやって遊んでいるのだろう?」
そう思い、遊具などに困っているのではないかと連絡をしてみることにしました。
すると、校庭は仮設校舎が立ち並び、また遠方からくるスクールバスなどで、死角になってしまうため、子供たちは遊具が使えなくなっているということでした。
しかも、今後、校舎の建て替えなどの計画があり、それがいつ、どのような形になるかわからないということで、「可動式の遊具がほしいと保護者から要望が出ています」とのお話を聞くことができました。そこで、可動式の遊具を寄付させていただくことになりました。


遊具を寄付することが決まってから、輪島市教育委員会、可動式遊具の会社(エール株式会社)、そしてほのぼの運動協議会の寄付先選定委員会とで、何回も打ち合わせをし、10月7日に可動式の鉄棒と平均台をもって河井小学校へおうかがいし、贈呈式を行うことになりました。
この遊具は安田式というもので、体操選手であり、京都市の小学校の校長まで勤められた安田祐治先生が考案された遊具です。
昔、小学校の校庭にタイヤの跳び箱があったのを覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、それも安田先生が考案され、全国へ広がっていったもののひとつです。
年齢や能力の違う子供たちが、それぞれの発達に合わせて、無理なく段階的に遊びを楽しめることを基本理念とし、熱中して遊ぶうちに自らが成長していく、そういった遊具とそれを使った体育遊びの指導をされていました。熱中できる遊びを通して、脳や全身の機能器官の発達を促し、人間形成の基礎を育む遊び方です。
今回、わたしたちの寄付活動に賛同いただき、その安田式体育遊び研究所の居関所長が、なんと当日は無料で遊具を使った体育遊びを実演してくださることになりました。
小学生と地域の幼稚園・保育園の園児たちがいっしょに遊具を使って遊ぶというものです。
10月7日、火曜日の朝、輪島の河井小学校(現6小学校=6校がいっしょになったため)には、滋賀からトラックで遊具が運ばれてきました。可動式のため、まずは体育館へ。そこで、実演授業を行うことになりました。


最初は幼稚園・保育園の園児と小学4年生の合同授業です。
小学生たちは、体育館に入ってきて鉄棒や平均台を見つけるや否や、近づいてきてぶら下がったり座ったり。園児たちは、ちょっと遠巻きに眺めていました。
ところが居関所長が掛け声をかけると、不思議なほどみんな一斉に動き始めます。
まずはマットで体を動かし、そのあとに、鉄棒と平均台をみんなで移動させて、体育遊びを行いました。
一通り遊び終わると、集合して贈呈式を行いました。


一通りカラダを動かし終えると、小学4年生の生徒代表2人から、安家ほのぼの運動協議会寄付先選定委員会委員長へ、お礼の言葉をいただきました。
そして、安家委員長から、輪島市教育長へ目録の贈呈を行いました。
この日は、テレビや新聞の取材が入り、式の後には生徒代表がインタビューに答えるなどもしていました。


その後、小学2年生と3年生の合同授業を行いました。
ここでも、子供たちは体育館に入ってくるなり、鉄棒や平均台を触りによってきます。久しぶりの遊具に、とてもうれしそうにしていました。
再び、居関所長の掛け声で、マットで遊んだ後、平均台と鉄棒を移動させて、みんなでいっしょに動き始めます。動きつづけて、疲れて休んでいるかと思うと、またすぐに動き出し、子供たちは思い切り遊ぶことを待っていたかのように感じられました。
鉄棒にぶらぶらぶら下がったり、平均台を上り下りしたり。とても子供たちは生き生きとしていました。



この日、もう一つ、輪島の子供たちにプレゼントがありました。
それは、忘れな草プロジェクトでワスレナグサを育て、募金活動をしてくれた磐城農業高校の生徒たちからの応援メッセージです。
後日、職員室の前に掲示された高校生からの応援メッセージを、輪島6小学校の生徒たちは熱心に読んでいると、連絡をいただきました。



「能登のことを思うと、他人事ではいられません。ぜひ、支援につながる何かをしたい」
そんな福島の高校生の思いと一緒に、能登に寄付ができました。
引き続き、ほのぼの運動協議会では、忘れな草プロジェクトを通じて、福島と能登への支援を続けてまいります。
この日の様子が、北陸朝日放送チャンネルでご覧いただけます。

主催 ほのぼの運動協議会
協力 NPO法人 日本園芸療法研修会
このイベントに関するお問い合わせは、ほのぼの運動協議会事務局まで。
☎︎03-6736-5680 ✉︎jimukyoku@honobono-undo.org




